現在お買い物カゴには何も入っていません。

日本の個人保有の金融資産総額は、2024年12末時点で2230兆円。そのうち50.85%にあたる1134兆円が銀行等の預貯金です。
この預貯金1134兆円がもし(投資対象として最も堅実で無難な)eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) に、今からたった5年前にちゃんと投資状態にさえなっていれば、今ごろプラス1994兆円増えて、3128兆円になっていたはずです。日本の個人保有の金融資産総額も、2230兆円ではなく4224兆円になっていたはずです。
預貯金1134兆円の所有者達は、元本保証という安心・安全と引き換えに、たった5年間で1994兆円もの天文学的な規模のお金を失ったのです。いかに安心・安全のためとは言え、このコストはあまりにも、あまりにも、あまりにも高すぎるとは思いませんか?
1994兆円 ÷ 5年 ÷ 365日 ÷ 24時間 ÷ 60分
= 7億5875万円
なんと1万円札を毎分7万5875枚というペースでもって、焼却炉で延々と5年間ぶっ通しで燃やし続けたのと全く同じ効果です。
毎分毎分、毎時毎時、毎日毎日、毎年毎年、5年間休むことなくぶっ通しで。(そして愚か者であり続けることをやめない限り、この先10年20年30年、、、と永遠に)
銀行などの預貯金に大きなお金を預け続ける人々( = 大量の一万円札を惜しみなく燃やし続ける人々)の狂った太っ腹さ加減は、私には到底理解不可能です。
以上のように、投資せずに銀行預金にしておけば、確かに安心・安全かも知れませんが、この安心・安全のコストは、それこそべらぼうに、狂ったように高いのです。
『リスクを取らない人々は、天文学的な数の一万円札を休みなく燃やし続けている』
この恐るべき明々白々たる事実を一人でも多くの人々に知って欲しい、自覚して目覚めてほしい、と私は切に願います。
(文: UEDA / 挿絵:αβγ)
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