現在お買い物カゴには何も入っていません。

答:あなたが築きたい資産額を、過去に実際に築いて今現在所有している人
だから、もしあなたが1000万円貯めるコツを聞きたいなら、すでに1000万円を貯められた人に聞くべきです。
もしあなたが金融資産1億円を築きたいなら、すでに金融資産1億円を築き終わった人に聞くべきです。
もし、ファイナンシャル・プランナーに相談する場合は、ぜひお願いする前にこう質問しましょう。「失礼ですが、◯◯さん(ファイナンシャル・プランナー)個人の金融資産額は今どれくらいか、お聞きしてもよろしいでしょうか?」
この質問は、普通の人にするのはもちろん大変失礼なので、してはいけません。
しかし、相手が仮にも『お金の専門家』を称して相談料としてお客様からお金をいただく立場にある以上、この質問は失礼ではありません。それどころか当たり前のように質問されて然るべきだし答えるべきです。これは証券マンでも保険の営業でも銀行員でも変わりません。
もしもファイナンシャル・プランナーその他のお金のプロ(と称される人々)のような人々の個人資産額が、相談内容に登場する金額のスケールよりも小さい場合、的外れな回答をしがちになります。
たとえばネット上で、こんな相談を見かけました。
⚫️相談者70代の質問:
「貯金が◯千万円あるのですが、不安です。どうしたらいいでしょうか?」
⚫️ファイナンシャル・プランナーの答
「計算上、毎月◯◯万円使っても、100歳まで持つからご心配なさらないでください」
はい(笑)このファイナンシャル・プランナーが個人的に所有している資産額の上限が判明いたしました!少なくとも相談者70代の資産額よりもこのファイナンシャル・プランナーの個人資産は遥かに遥かに遥かに小さいことが分かります。
実際に、相談者70代の資産額なみの資産をこの人が所有していたのなら、単に寿命のうちに「資産がもつ」という発想だけでは全然ダメな(お話にならない)理由が実感として分かるはずです。人間は、減り続ける資産を前にして、なかなか幸福ではいられません。安心できません。これは恐らく遺伝子レベルの話なので、極めて強固であり、小手先の誤魔化しはききません。
しかし先のファイナンシャル・プランナーは、そこまでの資産額を、個人で今現在リアルに所有できていませんので、この点がどうしても分からない or 理解できない or 思いつかないのです!
皆様、お金持ちになりたいなら、単に頭の良さそうな人や知識が豊富そうな人(たとえばファイナンシャル・プランナーや銀行員や証券マンや保険の営業等々)に聞くのではなく、過去それだけの資産を現実に本当にちゃんと築き上げ、今現在所有している人に聞きましょう!でないと『琴線に響くような本当に役に立つ答』など絶対に得られません。
(文: UEDA / 挿絵:αβγ)
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