現在お買い物カゴには何も入っていません。

世の中の多くの人々は、誰しも毎日頑張って一生懸命働いてらっしゃることと思います。つまり努力されています。にも関わらず、お金持ちになって一生の間にお金の心配から完全に解放される人はごくわずかです。
一般に富裕層の定義とされる金融資産1億円を積立貯金のみで貯めるには、超節約生活をして仮に毎月20万円貯金し続けたとしても、41年と8ヶ月かかります。現実には子供が生まれれば教育費もかかるし、家族の思い出作りに旅行にも行きたいし、決して贅沢しないまでも少しはお金を使って人生を楽しみたいでしょう?
だからと言って毎月の貯金額をもし5万円に抑えたなら、それこそ1億円貯まるまでになんと166年と8ヶ月もかかってしまいます。
以上のような理由により、収入の全てをE(従業員 = 会社員や公務員など)としての給料のみに頼る場合はかなりきついですね。そもそも1人の人間が1日に働ける時間なんて限られています。普通は1日8時間。思い切り残業して私生活を犠牲にしても1日15時間が限界でしょう。
要するにE(従業員)の立場のままでは、お金持ちになるのはかなりハードだということです。(後述しますが積立投資を活用すれば可能)
お金持ちになるためには、人生のどこかで『普通の人マインド』から『お金持ちマインド』へとマインドをチェンジする必要があるのです。これは必ずです。
『お金持ちマインド』の人は、たとえ最初はE(従業員)から出発しても、必ずキャッシュフロー・クワドラントの右側(BI側)へ行くことを目指します。向かい方は様々で、まずS(自営業者)を目指し、Sを経てB(ビジネスオーナー)に向かう人、あるいは積立投資を思い切りマックスパワーで頑張って I(投資家)を目指す人、あるいはそれらの複合など様々な行き方が考えられます。
さらには、もしも偶然ご縁で経営側に行く道が開けたなら飛び込んでみるのも手です。そのためには、そっちへ行くという決断(判断)が必要です。
米国の起業家であり、エンジェル投資家であり、思想家でもあるナヴァル・ラヴィカント氏は、
「多くの人々は努力の価値を過大評価し、判断の価値を過小評価する傾向がある」
と述べました。これは「努力には価値がない」と言っているわけではありません。そうではなく、人生の運命を決める(たとえばお金持ちへの道を歩むか、庶民のままの道を歩むか、貧困化への道を歩むか)は、案外『判断』ひとつによって決まるということです。
たとえば少し前の私のブログ記事「第43回 純資産1千万円とマイナス1千万円。あなたはどっちを選ぶ?」で、うっかりAを選んでしまった人と正しくBを選べた人とでは、その後の人生が全く違って来てしまいます。Aを選んだ人は、その臆病なメンタリティから考えて(かなり大きな確率で)一生を庶民で終わるでしょう。Bを選んだ人は(かなり大きな確率で)大した努力もなく早々と超富裕層(金融資産5億円以上)に到達するでしょう。
そして彼らの経済格差は最終的に軽く1:100以上に開くでしょう。たった一度の『判断』の差によって生まれたこの格差を『努力』のチカラだけで埋めるのはほぼ不可能です。
人生は一度きりです。お互い後悔をしないよう、くれぐれも間違わないように、何とか正しい『判断』をしたいものですね。
(文: UEDA / 挿絵:αβγ)
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