第52回　お金持ちになると、あなたには何が起こるのか？

かつて子供の頃、私はお金持ちになりたいと強く願い、お金持ちに憧れました。この当時私が抱いていたお金持ちのイメージは、、、大豪邸、執事、思いつきで飛行機に飛び乗り、その日のうちに南の島。ロールスロイスに運転手。

ところが、ところが、ところが、現実に生まれて初めて金融資産の額が１億円を突破した時に思った事は、、、。

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話は突然変わります。今から20年以上前、私が本田健さんの『ユダヤ人大富豪の教え』を読んでいた時、次のようなエピソードが出てきました。本に出てくるユダヤ人の大富豪が、青年（ = 本田健さん）に「今すぐお金持ちになった気分になるのは簡単さ！」って、ある驚き（？）の方法を提案するのです！

その方法とは、、、

「君の預金通帳の数字の後ろに０（ゼロ）をいっぱい書き加えてみてごらん！」

たとえば、口座残高が実際には3,000円しかなくても、数字の後ろに０を５つほど書き込めば、あ〜ら不思議、預金残高は一瞬で３億円でーす！

なんじゃそりゃ？ そんなん子供騙し過ぎるにもほどがあるやろ！って、当時の私はひとりで突っ込みまくっていたに違いない（覚えてないけど）と思います。

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話を、最初に戻します。私が現実に生まれて初めて金融資産が１億円を越えた時に思った事は、、、はい、この通りです。全くこの通り。

だいたいお金持ちになっても（１億円ぽっちじゃ無理というのもあるけど）豪邸に住むには豪邸を買わなきゃいけないし、執事を置くには執事を求人して採用しなければなりません。つまり少なからぬ、いや多大なる労力がいるのです！

と、いうわけで、実際にお金持ちになって起こることとは、ひたすら、ひたすら、単純に銀行口座残高、あるいは証券口座残高の数字の桁数が多くなる。以上！それだけ！チャンチャン！

さらに昔、生まれて初めて年収１千万円を越えた時も結構ショックを受けました。年収１千万円を越えたらどうなるの？とドキドキわくわくしていましたが、現実にそうなっても、なーんも大したこと起こらへんやん！って失望したのを覚えています（笑）

もちろん、もちろん、年収１千万円越えも、金融資産１億円越えも、それぞれ素晴らしいステップとなって、さらに上へ行くのがより楽に、より速くなりますから、両方とも素晴らしい目標であることには間違いない！と私は思います。

（文： UEDA ／ 挿絵：αβγ）