第58回 キャッシュポジョンを上げる代わりにゴールドポジョンを上げる


株式市場は、不定期に必ずクラッシュするわけですが、いつ起こるかは分かりません。とは言え KATO氏も指摘していらっしゃる通り、ここ最近の米国株は間違いなく歴史的な割高域にあります。つまり私達はそろそろ米国株の暴落の可能性が高まりつつある事を知るべきだと思います。

だからと言って、米国株を全部売却するのは馬鹿の極み・阿呆の極みだと思います。一方で、一部をキャッシュポジションに替えることは(精神的な安定のためにも)一定の価値があるかもしれません。

とは言えキャッシュポジョンを今すぐ引き上げた場合、もしもクラッシュするタイミングがどんどん遅れれば、引き上げたキャッシュポジョンはそのまま機会損失になる可能性もあります。

という訳で「キャッシュポジョンを引き上げる」代わりに「ゴールドポジョンを引き上げる」というのはいかがでしょう? ゴールドならキャッシュと違い、たとえ暴落のタイミングが遅れても、ほとんど機会損失にならない可能性が(過去の価格推移から推察するに)高い。(むしろ S&P500 を上回る場合すらあり)

具体的には、株式の一部(%はご自分で決める)を売って、その資金で金現物なり、金ETF なりを買う。

今すでにそれなりの量のゴールドを持っている私が言うと、もしかしたらやや「我田引水」的に聞こえるかも知れませんが、株式市場の暴落の可能性が高まりつつある今現在の状況下において、なかなか有望な打ち手のひとつだとは思われませんか?

(文: UEDA / 挿絵:αβγ)


“第58回 キャッシュポジョンを上げる代わりにゴールドポジョンを上げる” への1件のコメント

  1. […] 過去のデータを見る限り、米国株の暴落時にゴールドは少し下がっただけですぐに反転上昇したり、そもそも落ちなかったり、明らかに株式とは違う値動きをしてきました。(参照:第58回 キャッシュポジョンを上げる代わりにゴールドポジョンを上げる)今回の投稿で私が述べたような手を事前に(暴落前に)打っておきさえすれば、ピンチであるはずの大暴落が、むしろ皆様の資産を爆増させる千載一遇のチャンスに変わる可能性が充分にあり得ると私は思います。 […]

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