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第61回 ゴールド現物を所有してみよう

私が持ち金のありったけをかき集めて生まれて始めてゴールド1kgバーを買った2002年当時、1g あたりプラチナはゴールドの約2倍の価格でした。プラチナは産出量がゴールドより遥かに少なく、つまりゴールドより希少性はプラチナのほうが圧倒的に高いので、プラチナ > ゴールドが常識でした。
いつの頃からかゴールドの価値はプラチナを追い越し、今までその差は開く一方です。明らかに『実用』ではない人間の『嗜好』による作用としか思えません。
私自身ゴールドが凄く大好きなので(私の資産規模的には)かなり大きく保有(銀行の貸金庫に保管)しています。しかし私の子供達には特にゴールドの保有を勧めていません。理由は、私自身ゴールドの過去四半世紀にも渡る値上がりの理由がいまいち良く分からないことと、とりわけ将来長期的に上がっていくイメージがもひとつ持てないからです。
それでも私はゴールドと相性がいいし、私なりの実用性としては、米国株市場の大暴落に対する強力な反撃用の頼もしい最終兵器として(資産の大部分を株式で運用する人間としての)私のメンタル面を支えてくれている一面があるのかも知れません。
もし仮にゴールドが過去四半世紀のような長期的値上がりを続けていなくても(つまり2002年代のように1kg あたり百数十万円レベルのままであったとしても)私のゴールド保有量はそこそこ大きな規模になっていたと思います。
今のような資産規模にはなっていないでしょうが、その代わりものすごい重量のゴールドを保有していたと思います。そして、畳の上にゴールドバーを敷き詰めて、それを眺めながらワイン片手にひとりニヤニヤする至福のひとときを楽しんでいたかもしれません!(※)
とにかく、とにかく、とにかく、一生に一度くらいはゴールド現物を手に取ってみる経験だけは一度はしておくべきですよ!
※ 今は金価格が上がりすぎてしまったので、私の保有するゴールドは、全て銀行の貸金庫の中です。
(文: UEDA / 挿絵:αβγ)
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