第66回 投資で一番危険な人物とは『普通の人マインド』を持つ人々である

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『普通の人マインド』とは、私が常々言っている『愚か者であり続けること』を辞められない人であり、あなたの周囲にいらっしゃる人々のほとんど、あるいは世の中に存在する人々のほとんどが(おそらく)これに該当します。

これら『普通の人マインド』を持つ人々を、あなたに責任のある投資に絶対に関わらせてはいけません。投資にまつわる一切の判断は、あなたひとりだけでするべきであり、玉石混交な(愚かな人々が混じった)複数の合議制で決めるなどもってのほかであり、正に悪夢です。

具体的には、会社など法人の資産を株式投資で運用する場合がこれに当たります。

これは『愚か者であり続けることを辞められた』人、つまり『普通の人マインド』から勇気をもって脱却し、『お金持ちマインド』あるいは『投資家マインド』あるいは『大富豪マインド』を持てた人(普通は、あなた、ただひとりだけである場合が多いと思います)だけが投資判断に関わるべきです。

『普通の人マインド』の人々は、まさに普通の人々なので、投資判断においてことごとく不適切な判断をしがちになります。

たとえば、大きく値上がった時に利益確定したがったり、ポジションの大きさにびびって「銀行預金にしたい」などと言い出したり、最低・最悪は暴落した時にうろたえて損切りしようとしたり。。。

人間はなかなか変われるものではありません。私たちからすれば「こんなの小学生でも明らかに分かるはずなのになぁ」と思われる事も(不思議なことに)彼らには理解できません。

彼ら普通の人々は、お金にまつわる「感情」のコントロール、とりわけ「欲望」と「恐怖」のコントロールが極めて未熟で下手くそで、投資に関する思考において著しく合理性に欠けた判断をしまくります。さらには明らかに非合理的な判断をしたあげくに、その判断に感情的に固執してしまったりすらします。

だから投資は、あくまでも「優れた人(あなた)がたったひとりだけで判断する」べきだし、絶対にそうしなければなりません。間違っても投資判断に愚か者を介在させてはなりません。

(文: UEDA / 挿絵:αβγ)


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