第72回 非営利法人が所有する株式資産には税金がかからない


学校法人など、法律により非営利法人として分類される法人が所有する株式資産には税金がかかりません。配当課税も譲渡益税もかかりません。これはとんでもなく凄い事です。毎月積立額の制限も、最大積立総額の制限も、Nothing ♪ Nothing ♪ の、まあゆうたら 無限 NISA 状態です。

この非課税の凄さを特に実感するのは、ポートフォリオを組みかえたり、異なるアセット同士でスイッチしたりする時です。どんなに含み益が出ていても、それを売却して利益を実現させても、譲渡益税が一切発生しないのです!(唯一発生するのは証券会社に支払う売買手数料だけ)

これはほんとにデカい。自分の個人資産は普通に譲渡益税がかかります。だから個人資産のポートフォリオの組み換えには、私は非常にストレスを感じます。まとまった売却が伴う場合、ものすごい金額の譲渡益税を取られ、資産総額が多少なりとも減少しますから。

だからこそです!

すべての非営利法人は、絶対に運用基金を作るべきだし、積極的に運用すべきなのです!

そうすれば、やがて運用益で運営費を賄えるようになり、補助金に依存しなくてもいい = 国民の血税に頼らなくてよくなる!お役人の膨大な仕事も削減される!まさに Win – Win – Win の「三方良し」じゃないですか!

私は、実はこのムーブメントを少しづつ広めてやろうと密かに目論んでいます。そのためには、まずは自分のところで成功させなきゃ!ですね。

(文: UEDA / 挿絵:αβγ)


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