現在お買い物カゴには何も入っていません。

ある時、ある人に私は言いました。「銀行預金が今たくさんある場合「S&P500に投資しよう!」と、もしもあなたが決心できたなら、理想的にはその時点ですぐに全額投資することが望ましい。リスク許容度の問題さえ無ければ」と申し上げました。
さらに私は「投資した直後に暴落しても構わない」と言いました。するとその方は「なぜですか?」と尋ねられました。私は「なぜなら、どうせいつか上昇するからです」とお答えいたしました。
最適なタイミングで投資したいのはみんな同じ。しかしそれはなかなか難しい。この点はいさぎよく運に任せるしかないと私は思っています。「今は過熱してるから」と買うのをためらって待った場合、そのままさらに株価は高くなり続ける可能性もあり得ます。
私なら、フルインベスト直後に暴落に遭遇する可能性を甘んじて受け入れてでも、一刻も早く自分の資産のほとんどを『巨富へと至る運命の道』に乗せることを最優先します。
確かに、もし全額投資してその直後に市場が暴落したなら、それは間違いなくひとつのアンラッキーではあります。しかしその一方で(長い目で見れば)それは「災い転じて福となる」可能性も大いにあり得ると私は強く思っています。なぜなら、
①長期投資家として最重要の『暴落を恐れないマインド』を、短期間でめちゃくちゃ鍛えられるチャンスが得られる。つまりこの経験を通してリスク許容度が爆上がりする可能性がある。リスク許容度が爆上がると、遠い未来のご自分の資産額が(そうならなかった場合と比べて)圧倒的に増大する可能性がある。
②未来において、あなたの「大きく投資した直後に暴落に遭遇した」というご経験・エピソードを、次世代に伝えることにより、若い彼ら彼女らを勇気付けることが出来るかも知れない。彼ら彼女らにも「暴落を恐れないマインド」を授けられるかも知れない。
ただし以上の①と②のメリットは、あくまでも暴落を耐え抜き1株たりとも損切りする事なく暴落後の大上昇を迎えられた勇気ある人だけです。
もしも万が一、暴落にびびって途中で損切りなどしてしまえば全てアウトです。そんな事をすれば大損した上に、暴落後の大上昇にもほぼ間違いなく置いてきぼりを食ってしまうことでしょう。散々な目に遭った上に、あなたのメンタルだって1ミリも鍛えられることなく( = 投資家として成長することなく)ただただ資産を激減させた上に『負け犬根性』だけが強化されて終わりです。
結局「高値づかみ上等!」と覚悟できた人にしかフルポジ( = フルポジション投資 = 手持ち資金の全額投資)は難しいかも知れません。一番大切なのは、ご自分との対話を重ねられて「私のリスク許容度はどれくらいだろう?」と考え続け、あくまでもご自分に合った無理のないスタイルで投資なさることです。覚悟できる人はぜひ挑戦してください。もちろん投資は自己責任でお願いします。
(文: UEDA / 挿絵:αβγ)
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