第89回　投資でコンスタントに大きく儲け続けられる人とは

投資でコンスタントに大きく儲け続けられる人とはどんな人でしょうか？ それは、、、

知力よりも胆力（度胸）のほうが遥かに大切であることが分かっている人です。臆病さは、アセットアロケーション（資産配分）において株式比率を高めることを妨げます。さらにちょっとした価格変動で動揺して愚かな「売却現金化」をいざなってしまう、投資の失敗における最大要因のひとつです。

また、投資する前に時間をかけて慎重に調査しながらも、一旦決断したなら腹を括（くく）れる人です。投資対象に対してどんなに調査して考えに考え抜いても未来に不確定性は残ります。腹を括らないとそもそも投資は成立しません。腹を括れない人は、結局いつまで経っても大きなチャンスを逃し続けます。

そして、様々な情報に興味を持ち、時には参考にもしますが、いかなる情報にも絶対に惑わされない人です。儲からない人は情報に振り回される人です。

さらに、様々な人の意見に耳を傾けますが、参考にしつつもいかなる他人の影響をも絶対に受けない人です。儲からない人は、多くの投資系ユーチューバーに依存して、異なる意見の間で、あっちにふらふら、こっちにふらふらする人です。また投資対象を自分で決められず、証券マンや銀行員や保険の営業が勧める金融商品を、勧められるがままに買ってしまうような人です。つまり投資において自分の軸が無い人です。そもそも、あなたが正しくご自分を育てられたなら、証券会社ごときが勧める投資商品なんぞに長期的パフォーマンスにおいて負けるわけがありません。あなたは 100％彼らのお勧め商品に（少なくとも長期的には）ボロ勝ちします。

最後に、一度自分で「こう」と決めたら、誰が何と言おうと自分が決めた事をとことん貫ける人。大衆は常に間違えます。周りの多数意見に振り回されたり、阿保なマスコミの経済ニュースに右往左往させられていたら投資では絶対に儲かりません。

まとめると、投資でコンスタントに大きく儲け続けられる人とは、確固たる自分の軸を持っている人です。言い方を変えると、自分なりの確固たる「お金と投資の哲学」を持ち「こうだ！」と断言できる自分なりの見識、自分なりの視点、自分なりの考えを持てている人です。

自分を持ってる人は投資で儲かる。

自分が無い人は投資で儲からない。

（文： UEDA ／ 挿絵：αβγ）