第109回 もういい加減ゴールドを少しは買ってみませんか?


ゴールドを持つ目的は各投資家によって様々あると思います。しかし、いまだゴールドを全く持っていない人にとって最優先なのは「とにかく少しの量でもいいからとっとと買って、ゴールドが全く組み込まれていないという現状の資産状態から早く脱却する」ということになります。

一応参考までに、、、私にとってゴールドを持つ目的はもう少し複雑です。なぜなら、すでにある程度の規模(アセットアロケーションの中でそれなりに大きな比率)でゴールドをすでに保有しているからです。私にとっての「ゴールドを持つ目的」とは、①米国株式の暴落へのリスクヘッジ、②米国株の大暴落時における強力な反撃手段、③きたるべき(日本円や米ドルやユーロをはじめ)世界中の法定通貨に対する信任の危機への備え、④資産の効率的増大、⑤所有すること自体の喜び(もっとも今は銀行の貸金庫の中ですが)、等々長期視点を大前提としながらも短期的目線の目的も含まれています。しかし今現在、全く持っていない人々にとっては長期的な目的のみに(まずは)注目し、そして重視すべきです。つまり、、、

「目先の金価格が上がるか下がるかや、今の金価格が割高とか割安とかなど一切気にせず、向こう10年間を考えるならとっとと今すぐゴールドを買いなさい!」

ということです。

そもそもゴールドを全く持っていない人は、なぜ持とうとしないのでしょうか? おそらく、すでに大きく値上がってしまっているので「もう遅い」と思われているのかもしれませんね。もちろん短期的投機目的なら、そのような発想も正当化されるのかも知れません。しかし「もう遅い」という発想は「ゴールドを持つ目的」を正しく理解できていない証拠です。「ゴールドを持つ目的」の最初の第一歩は、「とにかく自分の資産に(比率は各投資家のお考え次第ですが)必ず組み入れておく事によって未来の不確実性に対抗する」ことにあるからです。だから例えば買った直後に金価格が暴落しようが上昇し続けようが、そんなの全く関係ないということです。しのごの言わずに早く組み入れましょう!ということです。

では、どれくらい買うべきでしょうか? 一つの目安として、最低でもご自分の全機動資産(全金融資産 + 流動性の高い全実物資産)の 5%でしょうね。これくらいならたとえ買った直後に金価格が暴落しても(ゴールドは米国株以上にボラティリティ高いです)さほど心乱されないでしょう。それに 5%という数字はかなり昔から資産保全の観点からゴールド保有のお勧め比率とされて来ました。

ですから、この 5%に達するまでは目先の金市場の上げ下げなどガン無視して買うべきだと思います。ゴールド購入の手段としては、手っ取り早くまずは金ETF(たとえば GLDM)などを買っても良いと思います。ただし長期的にはいつか金ETF を現金化して実物の現物ゴールドに買い替えたほうがより望ましいと私は思います。そしてもしもゴールド現物を実際にお買いになるなら、必ず田中貴金属を始めとする大手の金地金商(きんじがねしょう)で買われることをお勧めしておきます。

なお、ゴールドについてさらに知りたい方は、私の過去のブログ記事をゴールド・カテゴリーでまとめたページがありますので、ぜひそこをご参照ください。

(文: UEDA / 挿絵:αβγ)

★ゴールドの関連記事を集めたページはこちら → ゴールド


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

PAGE TOP