第122回 お金持ちを目指していることは、周囲の人に言わない方が良い

, , ,

私の今は亡き父は、私が経営する現法人の創設者であり、したがって功労者です。優れてビジネスの人であり、陽気でパワフルでリーダーシップに溢れ社交的でどこまでも明るい人でした。しかし、その彼でさえ、昔若い頃の私が「お金持ちを目指している」と意思表明すると、あまりいい顔をしませんでした。経営者であるにも関わらず、それも創業者であるにも関わらずです。

彼は典型的な「成功した個人商店主」のような人でした。一見、資本主義をちゃんと理解できているように見えて、その本質は理解できていませんでした。いや、と言うよりも魂の深いレベルでは資本主義に反発すら感じていたかも知れません。彼は決して左翼思想の持ち主ではなく、バリバリの自民党支持者ではありました。にも関わらず、どこか庶民脳から脱却できていない所がありました。

一応経営者であった私の父ですらそうなのですから、世の中のほとんどの人々は多分心の奥底で資本主義をやや悪(あし)きものと捉えている可能性があります。この日本においては特にそうです。そもそも日本という国は「資本主義」という看板を掲げてはいますが、事実上半分「社会主義」の国です。これは必ずしも悪いことばかりではなく、たとえば世界に誇れる超絶優秀な国民健康保険という偉大な制度(この国民健康保険の存在は、民間の医療保険を事実上完全に無用化している)を生み出したりもしている訳です。

しかしながら、だからこそ「お金持ちを目指していること」を、あなたはあなたの周囲の誰にも言わない方が無難だと私は思います。

ただし、志を同じくする人は(特に最近)多くなりつつあります。要するに新NISA でしっかり積立投資を実行しているような(未来を考えられる)聡明な人たちです。今現在その存在比率は全日本国民の約2割にも達しているようです。特に20代30代など若い層はそうです。

しかし高齢者層の多くはいまだに「株は危ない」「銀行預金が一番安全」という信じがたいほど愚かで(特にインフレ社会においては)危険極まりない考えに固執していますから要注意です。彼ら彼女らのこの愚かさは恐らく死ぬまで治りません。

さらに、かなり投資人口は増えたとは言え約2割ですから、約8割はまだなのです。まだ圧倒的多数派は、先に述べた蒙昧(もうまい)な高齢者と同じ状態にあることは忘れてはなりません。お金持ちを目指していることは、周囲の人に言わない方が良いです。なぜなら足を引っ張られかねないからです。心無い言葉を浴びせられて、あなたの資産形成の意欲が削がれるような可能性を生む行為は避けるべきです。

あなたは、ただひとりゴールデンイーグルのように我が道を突き進むべきです。

(文: UEDA / 挿絵:ネットの拾い物)


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

PAGE TOP