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第41回 私のポートフォリオについて

高校生でも分かる米国株 六本木オフ会(2025.5.31)にて発表
於:国際文化会館
私のポートフォリオの推移をご説明いたします。
私の投資歴自体は20年以上です。しかし今現在私が持つ投資哲学に初めて目覚めたのは、わずか5年前の2020年1月頃です。この目覚めに伴い、私は2020年1月末から2月初めにかけて自分が持つ金融資産のほとんど全てをS&P500に連動するETFであるVOOに投入しました。さらに昔から保有していたゴールド現物の一部も売って資金を確保して、VOOを買いまくりました。こうして、VOO:80%、ゴールド現物:20%、現金保有:ほぼ0%という現在につながるアセットアロケーションが出来上がりました。
余談ですが、私がVOOを全力買いした丁度同じ頃、先見の明ある私の親友の KATO氏は持ち株を全部売り払い全て現金化なさってます。
こうしてしばらくして、皆様ご存知の通りコロナ暴落です。この暴落はとにかく下落速度が速かった。VIX指数もあれよあれよと80を越えました。初めてのパンデミックによる世界経済の麻痺という前代未聞の事態に、私は10年以上に渡る株価の長期低迷も覚悟しました。(それでも、もしも1929年みたいに落ちたら、残っているゴールドを現金化して反撃買いしてやろうと思っていました)
幸運にも一株も損切りすることなく株価は比較的短い期間で回復しました。この「暴落を潜り抜けることが出来た!」という思いと経験のおかげで、私は短期間で一気に投資家としての自信を獲得することができました。気持ちが「攻め」のモードになりました。評価損がだいたいゼロになった辺り(2020年8月頃)で、私はVOOを(ほんの少しを残して)全部売り払い、その資金でNASDAQ100に連動するETFであるQQQを全力買いしました。
以上の経過を辿って(たぶん2020年10月頃だったんじゃないかな?)花子先生のYouTube動画に巡り合います。ちょうどアップルについての動画でした。私の個別株投資の旅が始まります。2020年10月から2021年1月にかけて、私のポートフォリオはすっかり様変わりし、以下の円グラフのようになりました。2020年末時点では、私のポートフォリオのトータルの成績は20%超くらいだったので、同じ年のS&P500の14%には勝てていましたね!
2023年5月20日時点の
マイ ポートフォリオ
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その後、2022年に入って米国株市場が下落基調になりました。私のポートフォリオはS&P500と比較して大きく落ちましたが「まぁそりゃそうだろ」って感じでさほど気になりませんでした。むしろ2023年に入って物凄い勢いで上がり始めたので、ずいぶんと楽しかったのを覚えています。年初来 +20%、+30%、+40%、+50%、みたいな感じで上がり続けて最終的には +70%くらい行きました。
まぁこれだけ見るといかにも上手く行ってるように見えます。しかし2022年中に(S&P500と比較して)かなり激しく落ちてました。落ちて騰がって、さてトータルで見た時、本当にS&P500に勝ててるの?というのが自分の中で問題化しました。とりわけ2022年1月から私の個人資産とは別の法人資産をVOOで運用開始していましたので、嫌でも両者を比較してしまいました。
異なるポートフォリオのパフォーマンス比較をする場合、いつを始点にとりいつを終点とするか?によって結果は変わります。が、とにかく法人資産をVOO化した頃を(たぶん)始点としたような気がします。その結果、私の個人資産のポートフォリオの成績は、、、わずかに法人資産のパフォーマンスに負けていたのです!ちなみに、これはもし少し勝っていたとしても同じ事です。取っているリスクが段違いなのに、成績がS&P500と同程度では話になりません。
という訳で私は「少なくとも現時点では、ポートフォリオのほとんどを個別株にするだけの才覚は私には無い」と判断し、2024年1月に個別株の規模を均等に縮小しVOOに乗り換えていきました。そうして現状は、S&P500連動が約75%、QQQが約5%、残り20%が個別株(ほぼ等比率で縮小しましたので内容は先の円グラフをご参照ください。)となって現在にいたります。
(文: UEDA / 挿絵:αβγ)
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