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第59回 株価が暴落した時、金価格はどう動いてきたか?

2000年代に入って以降の3回の株式市場の暴落、すなわち ① 2000年のドットコムバブル崩壊、② 2008年のリーマンショック、③ 2020年のコロナ暴落、それぞれのタイミングにおけるゴールドの値動きがどうだったのか、振り返ってみましょう。
① 2000年のドットコムバブル崩壊時は、ゴールドは歴史的大底で、この後四半世紀におよび続く長期上昇相場の出発点でした。つまり落ちていく株価とは対照的に、金価格は正に鰻登りでした。

② 2008年のリーマンショックでは、ゴールドも同時に下落しましたが、落ち方が株価より遥かに穏やかで反転上昇も早く、なおかつその後三年間に渡って大きく上昇し続けました。

③ 2020年のコロナ暴落でもゴールドはいったん同時に下落しますが、落ち方がとても小さく、すぐに反転上昇しています。

こうしてみると、S&P500 とゴールドのコンビネーション(比率は各自のお好み次第)は、長期的高成長と株価暴落時の資産全体の下落緩和とが、そこそこ両立しやすいアセット・アロケーションであると(少なくとも過去3回の暴落を見る限りは)言えますね。
私の場合、今検討しているのは、米国株:ゴールドの比率を現状の 75:25 から 70:30 にするかどうかです。
レイ・ダリオ氏は、ゴールドあるいはビットコインをポートフォリオの 最低10%~15%持つことを最近勧めているそうです。(つい最近知りました)
私はすでに 25%だからこの基準は満たせていますね!さらに 30%まで引き上げることも現在検討中です。
たまたま偶然レイ・ダリオ氏の推奨通りを私は実行している事になるわけですが、あくまでもレイ・ダリオ氏はレイ・ダリオ氏、私は私です。
(文: UEDA / 挿絵:KATO )
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