第105回 FP(ファイナンシャル・プランナー)を過信してはならない

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資産運用について相談したいとき、FP(ファイナンシャル・プランナー)に相談することは、ひとつの選択肢ではあります。少なくとも、証券マンや銀行員や保険の営業に相談するよりは遥かにマシだし、安全でもあります。そうは言っても、こと「お金を増やすこと」について FP(ファイナンシャル・プランナー)に頼ることには、私は極めて懐疑的です。なぜなら彼らはある意味『FP資格の試験で合格点を取ることが出来た(言わば)学校秀才の一形態』に過ぎず、お金を現実に増やす能力や、生きた実戦的なリスク管理については素人同然である可能性が高いからです。

知識は大切です。しかし「お金を現実に増やす」という実戦的な能力は、知識の勉強だけでは決して身につきません。実際にリスクを取ってご自分の(命の次に大切な)お金を投資し、成功を勝ち取り、大きく増やせた実績を持つ本物の投資家にしか獲得できない能力だからです。仮に、相談に値する FP がもしいらっしゃったとしたなら、その人は FP である以前にもともと優れた投資家であった人でしょう。もしも世の中に有用な FP であることを目指される人がいらっしゃったなら、その人はまず最初に優れた投資家になる必要があるとも言えます。

いずれにしろ、FP であることと、優れた投資家( = 優れた資産運用者)であることとは、根本的に全く、全く、全く、別の事であると知っておきましょう。くれぐれも肝に銘じておきましょう。資産運用のプロとはいかなる存在か? それは間違いなく FP ではありません。もちろん証券マンや銀行員や保険の営業など金融のプロでもありません。資産運用のプロをあえて(それによって報酬を得ているという形式論ではなく)リアルに実力があるという実質論で定義するなら、それは間違いなく優れた資産運用者である『優れた投資家』その人です。彼 or 彼女ら優れた投資家以外に、資産運用のプロの名に相応しい人間など、この世のどこにも存在しません。そして、そのような(実質的に資産運用のプロに相応しい)人は、案外見た目は普通の家庭の主婦の方の中に(普通に)いらっしゃったりするのです。

(文: UEDA / 挿絵:ネットからの拾い物)


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