これは別に日本の学校だけに限りません。世界各国どこの学校もほとんどそうです。私たちは、この資本主義社会の中でリアル人生ゲームをプレイしています。そして学校は、このリアル人生ゲームの攻略法の極々一部しか教えてくれません。というか、極々一部しか教えないように設計されています。つまり学校は、お金持ちを育てるようには設計されていないのです。これは何も悪意によるものではなく「国民全員を等しく教育する」という目的と世の中全般の構造からして仕方のない事です。
とは言え、一方で学校教育が無駄なのか?と言うと、もちろんそうではありません。なぜなら学校はリアル人生ゲームの初期攻略法だけはちゃんと教えてくれるからです。初期攻略法とは何か? それはとりあえずまずは優秀な労働者となって、とりあえずまずはお金を稼ぐ事です。この初期攻略法はとてもとても重要です。なぜならとりあえずお金を稼がないことには何も始まらないからです。
ただし問題なのは、世の中のほとんどの人々が、このリアル人生ゲームの攻略法全体の中では極々一部に過ぎない初期攻略法オンリーで「人生全体を生き抜こう」としてしまっている現実です。
就職して社会人になって、リアル人生ゲームをスタートしたなら、すぐに(学校が教えない)次なる重要な攻略を開始しなければなりません。すなわち資産形成です。ここで言う資産とは単なる貯蓄ではありません。
多くの人々は「家を買うために」とか「子供の将来の教育資金に」とか、使う目的を決めて貯蓄することが多いと思いますが、私が言う資産とはこのような使う目的のある貯蓄は含みません。使うためではなく将来お金を生み出させる資産を築くための貯蓄です。つまりお金持ちになるための貯蓄です。将来金のタマゴを生むガチョウとして育てるべき貯蓄です。これは(特に若い頃は)断トツに優先順位の高い人生の最重要目標です。
私は「全ての人々がお金持ちになるべきだ」と主張したい。しかし、それはたぶん間違いなのでしょう。なぜなら人生は人それぞれですから。しかし、かつての昭和・平成の時代ならまだしも、投資する・しないで(たとえ同じ職場の同僚同士であっても)時間の経過とともに強烈に格差が開いていくのが令和の時代です。このような結果が明らかな以上、それでもやはり私は警鐘を鳴らさずにはいられません。
結局、親が株式投資による資産形成している家庭の子供は、高確率で将来株式投資による資産形成ができるようになるでしょう。親が預貯金のみの場合、子供もろくに金融知識を学ばない可能性が大きくなる。高校の金融教育は(無いよりはマシですが)到底アテにできるクオリティではありません。つまり学校教育に期待するのは間違いということになります。お金を稼ぐ・貯める・増やす・守るについてほとんど教えられません。
つまり、学校はお金持ちを育てるようには設計されていないのです。お子様をお金持ちに育てられるのはご両親だけです。
(文: UEDA / 挿絵:αβγ)

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