「アルコール依存症」という病名があります。
もしもアルコールという物質が人体に全く何の影響も与えない(無害で酔わない)物質であったのなら、このような病名は存在しないわけです。なぜなら、無害で酔わないならたとえアルコールを四六時中飲む人がいても、単なる「アルコール好き」あるいは「アルコールに目が無い人」という、どちらかと言うと微笑ましい話にしかならないからです。
「アルコール依存症」という病名が存在するのはアルコールの過剰摂取が人体に悪影響を及ぼし、その人の人生そのものを破壊しかねないからです。
さて、この世の中にはリスク資産を持つ事が怖くて現金預金しか持てない人々が実在します。もしも古き良き昭和の時代なら「堅実な人」という、どちらかと言うと微笑ましいポジティブな評価が与えられた人々かも知れません。
しかし令和の今は、よっぽどの大金持ちか、よっぽどの高額所得者でもない限り、リスク資産を持たない事(つまりインデックス投資をしない事)は、いつかほぼ確実に「人生が詰む」 =「貧困化」しかねません。つまりその人の人生そのものを破壊しかねない時代となりました。
このようにリスク資産を持てない性質は、やはり「リスク資産拒否症」とでも病名を付けて、何らかの科学的な対処、リハビリやカウンセリングのような対策が社会の「しくみ」として必要なのではないでしょうか。
とまぁ、かなり過激かも知れない事を書きましたが、それほどまでに、お気持ちの問題として「リスク資産を持てない」事は深刻な事態であるということです。大人になってから治すのは(もしかしたら)困難かも知れないので、そうではなく、もしも大人になる前の教育で対処できるなら、それに越した事はない訳です。
もちろん学校にこれを期待するのは(少なくとも現時点は)無理なので、子を育てる親は、自分の子供が「リスク資産拒否症」を持病として抱える残念な大人に育ってしまわないよう、赤ちゃんの頃からしっかりと親は自覚して、子供を繁栄の方向に導く決意をする必要があるのではないかなと、私は思います。
たとえば、赤ちゃんが産まれたら、すみやかにその子の名義の証券口座を開設してあげる。誕生のお祝い金などをその証券口座に入金してあげる。そして S&P500 などに連動するETFか投資信託を買ってあげる。
子供が幼稚園に上がったら、時々ログインして見せてあげる。小学校に上がったらパスワードなども教えてあげて、子供本人が自由にログインできるようにしてあげる。そうして日常的に証券口座に親しんでもらう。こうしておけばお子様が「リスク資産拒否症」にかかる可能性はほとんど無くなるでしょう。
「リスク資産拒否症」は恐ろしい病(やまい)です。これからの時代、この病にかかったままでいると、将来において生活破綻に至り貧困化する可能性が極めて高いです。子を持つ親は、早いうちから真剣に対策を講じるべきだと思います。学校教育を始め社会にそれを求める事は現時点無理だからです。
⚫️まとめ
1. リスク資産を持つことが怖くて現金預金しか持てない人が世の中には沢山います。
2. 令和の時代にはリスク資産を持たないことは人生破綻に直結しかねないため、「リスク資産拒否症」という病名を定義し、対策が必要です。
3. 特に子供への教育が重要で、証券口座を開設し、日常的に利用させることで「リスク資産拒否症」にかかることを予防できます。
(文: UEDA / 挿絵:αβγ)

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